Electroreporting フリーミュージシャンの青色申告

Electrophile[ホーム] > Electroreporting[フリーミュージシャンの確定申告] > [青色申告編] 9.白色から青色への移行

おわりに

売上・利益を正確に把握するために

一通り青色申告について勉強すると、
事業とはなにか?経営とはなにか?についての一側面が見えてきます。
それは、ミュージシャンであろうと、八百屋さんであろうと、大企業であろうと同じです。
いかに売上と利益を生み出すかが、事業を行う目的の一つである以上、
これを正確に分かりやすい形で把握する必要があります。
簿記会計は、これを実現するツールだと言えるでしょう。
プロのミュージシャンであれば、
演奏・創作活動を今より広げていきたいと考えることはごく自然だと思います。
また、これら活動の対価として報酬をもらうことを考えると、
活動の質や量、広がりを測るバロメータとして、
報酬の大小が挙げられるのではないでしょうか。
事業は大きくなっているか、現状維持か、小さくなっているか。
その要因は何なのか。
売上、費用、資産、負債なにが大きくなり、なにが小さくなっているのか。
それらを具体的に記述されたものが、 損益計算書・貸借対照表に代表される、財務諸表です。
財務諸表は、簿記を行うことで簡単に得られます。

一段上のミュージシャンになるために

通常の企業と同様、ミュージシャンでも、
さらに活動を広げていくためには、
ある程度のリスクを負わなければいけない場面があると思います。
音楽講師であれば、音楽教室の開設、
演奏活動であれば、CD発売、レーベル立ち上げ、広告活動等、
想定されるリターンに対して、適切なリスクであるかどうか、
もしくは、リスクを担保できる資産を有しているのかどうか、
この判断をするためにも、会計の手法は役立つでしょう。
ミュージシャンが青色申告を行うことで、
税金が安くなる以上のメリットが生まれます。
もっと売れたい。
もっと多くの人に聴いてもらいたい。
もっと有名になりたい。
もっと儲けたい。
ミュージシャンとして、もっと大きくなるために、
青色申告というものが、一つのステップになるのではないかと感じました。

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青色申告編

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